メッキQ&A
微動摩耗または微しゅう動摩耗ともいう。
接触する固体表面に互いに極めて小さい振幅で擦り合うときに
生じる摩耗現象である。
接触面に摩擦熱が生じて500℃位になり、瞬間的に1000℃近くに
なるといわれ、接触面が酸化され腐食が進み局部的に著しい損傷を
受ける。
対策として、潤滑剤の使用、酸化しない雰囲気(真空や不活性ガス中)
での使用などもあるが、接触面に金、銀、銅、すずなどの軟質のめっき
を施すこともある。
固体潤滑剤などを含む複合めっきの効果が大きい。
微しゅう動摩耗、擦過摩耗とも呼ばれる。