メッキQ&A
プリント配線基板の信頼性を保証するための耐熱性
試験方法の一つで、MIL規格(米軍規格)にあり、
スルホール銅めっきの良否を判定する熱衝撃試験である。
MIL規格では、120〜150℃で2時間乾燥してからフラック
スを塗布し、288±5℃の熱はんだ中に10秒間浸漬する。
評価方法は単一のスルホールあるいは複数個のスルホール
を連続させたパターンのスルホール抵抗値を測定し、
初期値と試験後の変化率および絶対値によって良否の判定
を行う。
基材とスルホール銅めっき膜との熱膨張率の差異によって
生じる熱応力に、スルホールめっきが耐えきれずめっき膜
にクラックが発生したり、断線したりするトラブルを
調べることが目的である。