メッキQ&A
薄いめっき皮膜(1〜30μm程度)の硬さ測定には、
荷重を軽くしたビッカース、ロックウェル方式が用いら
れ、それぞれ、マイクロビッカース、スーパーフィシャル
ロックウェル硬さ試験と呼ばれる。
一般にめっきでは前者のマイクロビッカース硬さ(微小
硬さ計)が最も広く用いられ、またこの圧子の形状を
細長い菱形にしたヌープ硬さ計も用いられる。
最も簡単な方法として、組ヤスリを用いる硬さ推定法が
あり、各種の硬さのヤスリが用意され、市販されている。
これらのヤスリを用いてめっき面を引っ掻き、ヤスリが
かかる、かからないによって、ヤスリの硬さから、めっき
面の硬さを推定する。