メッキQ&A
腐食環境において、金属表面の保護皮膜が一部破れると、
その部分に腐食作用が集中して小さい凹みや孔を生じるが、
これを腐食ピットといい発達すると裂きとなります。
腐食ピット内部と周囲の不動態金属部との間の電池作用や
酸素濃淡電池による電位差を生じ、これによって腐食ピットは
成長が促進されます。
腐食環境中に塩素イオンがあるとき、および応力集中がある
ときに、保護皮膜は破られやすく、腐食ピットができやすいくなります。
腐食ピットは食孔とも呼ばれます。
防食めっき皮膜に、素地金属に達するピンホールがあると腐食ピットに
発展しやすいです。