亜鉛メッキとニッケルメッキで防錆力が高いメッキは？

鉄鋼材料の防錆メッキとしては、主に、亜鉛メッキや
ニッケルメッキ又は銅ーニッケルメッキ、および無電解
ニッケルがよく使用されてます。

鉄の防錆メッキとしての亜鉛メッキとニッケル系メッキ
の根本的な違いは、イオン化傾向に基づく鉄に対する
防錆のメカニズムの違いがあります。

その他、亜鉛とニッケルの金属としての性質やメッキ法
の違いも選択肢となります。

一般的な選択の指針としては、鉄への防錆機構やコスト
の面、使用環境を考慮した多種類のクロメート皮膜の
選択が出来る亜鉛めっきのほうが有利です。

一方、ニッケル系のメッキは、亜鉛メッキの粉状の腐食
を嫌う場合や外観を重視する場合など、比較的マイルド
な環境下で用いれる場合で有利となり、アルカリ性の
環境下においてもニッケル系のメッキが有利です。

均一なメッキやメッキしにくい形状の製品では無電解
ニッケルメッキが有利です。

参考文献　表面処理対策Q&A1000　
　　　　　産業技術サービスセンター

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