メッキQ&A
下記にて文献から抜粋した内容を記載します。
市水、井戸水の水質がトラブルの原因となっているもの
の多くは、市水(井戸水)の中に含まれているカルシウムや
シリカなどの塩類が製品上にしみとなって残り、外観不良や
機能上の不良品を発生することである。
薄茶色に変色する場合は、鉄分が含まれている場合が多い。
薄茶色の市水、井戸水では一般に蒸発残留物が
約100mg/L近く溶存しているので、製品の表面に水滴が残り、
乾燥すれば蒸発残渣がしみとなる。
装飾めっきなど、外観に厳しい製品や微量の残留物が
機能上問題となる製品の洗浄、特に最終洗浄では溶存
イオンの少ないイオン交換水で洗浄することが必要である。
参考文献 めっきのトラブルシューティング
日刊工業新聞社