メッキQ&A
鋳鉄を陽極処理するとメッキの付き回りが非常に悪くなります。
これは素材の表面がエッチングされることにより、カーボンが
露出するからです。
したがって、水素過電圧が小さくなり、水素の発生が促進され、
硬質クロムメッキが付きにくくなります。
鋳鉄の材質にもよりますが、できるだけエッチング時間を短くし、
素材によっては陽極酸化せずに初期に通常の2倍程度の高い電流密度で、
ストライクメッキする方法が良いです。
梨地処理を用いて機械的に凹凸を付け、密着性を向上させる方法もあります。