メッキQ&A
下記にて文献から抜粋した内容を記載します。
硫酸銅メッキ浴では、陽極面積が不足すると陽極の
溶解が悪くなり、光沢剤の消耗が激しくなる。
また、浴中の硫酸濃度が不足すると陽極の溶解が
悪くなりやすい。
また、夏季には、水道水中の塩化物イオンが増加する
ので、塩化物イオン濃度が上昇して、陽極表面で、
CuClを生じ、陽極が不動態化することもある。
さらに、陽極にアノードスライムがたまると、アノード
バックが目詰まりをして、電気が流れなくない。
時々、空け替え、濾過して、アノードバックを清掃
することも必要である。
陽極近傍に空気撹拌が当たるようにするとアノード
スライムの生成を少なくすることが出来る。
参考文献 めっきのトラブルシューティング
日刊工業新聞