メッキQ&A
【低温黒色クロム】
1. 薄くて均一
2μm程度の薄膜で、電気メッキ特有の膜厚分布のバラツキが
ほとんどありません。
そのため、加工精度にそのまま従った形状の仕上がりで、
寸法公差を乱すことはありません。
2.乱反射防止に最適
色調は艶消し黒色で、光学機器やセンサー等のハレーション
防止に最適です。黒染処理や、亜鉛メッキの黒クロメートの様に、
色斑の心配もありません。
3.錆に強い
薄膜処理の代表とも言える、黒染メッキと比較すると、数十倍の
耐食性を持っています。また、ステンレスに処理をすることで、
ステンレスの耐食性を一層向上させる事も可能です。
4.剥がれない、割れない
素材が変形する事による、被膜の割れや、剥離はいっさいありません。
180゜相当の折り曲げも全く問題なし。スプリング等の駆動部品にも
安心してお使いいただけます。
5.油を塗布が不要
黒染メッキの様に、表面に油を塗布する必要が無く、周りを汚したり
する事もありません。さらに、 アルコールなどの洗浄液でも剥離し
難く、もちろん、油を塗布してお使いいただいても全く問題ありません。
【黒アルマイト】
1.アルミニウム合金(A1000〜A8000)へ黒色の着色
をすることが出来ます。
2.一般的には「黒色染料」を使用します。
3.耐熱性があり、300℃程度の環境下でも色抜けする
ことはありません(弊社では)。
4.アルマイトがベースなので、皮膜を均一に処理することが
出来ます。
5.密着性が良い黒色が出来る。