メッキQ&A
無電解ニッケルメッキの種類(処理液)やメッキ厚み、
ご使用の環境によって異なります。
また、お取引をされておられます、メッキメーカー様にて
どの位の耐用年数が必要なのかの確認も必要になります。
何故ならば
1.メッキ業者にて使用している薬品メーカー、処理液等に
よって防錆効果が異なる
2.素材やその時に処理された処理液の条件によって防錆効果が
異なる
3.めっき皮膜のピンホール、素材のピンホールにて防錆効果が
異なる
4,含有しているリンの含有率によって耐食性が異なる
ためです。
大事なのは、設計者、エンドユーザー様がどのくらいの
「メッキ耐用年数」を求めるのか?ということになります。
その耐用年数を見込んだメッキ処理加工の選択をするため
に試作メッキ処理を行い、いろんな条件を用いて、それを
研究試験機関にて評価するしか、現実問題として算出する
ことが出来ません。
参考までにJIS規格の中では以下のようにして判断を
いたします。
JIS H 8502 めっきの耐食性試験方法
上記にいろんな試験方法がございまして、その結果を
レイティングナンバという手法で評価を行います。
その評価にて、実際に使用した処理液の妥当性を評価いたします。
妥当性の評価は、何かの基準に基づいて行うのが一般的で
これは、御社での判断(もしくはエンドユーザー)になります。