メッキQ&A
潤滑性がよいということは滑りやすいということであり、
方法として表面を低摩擦係数にする方法、保油性を高める
方法、なじみ性をよくする方法があります。
保油性を高めるためには、シリンダーライナーなどに
ポーラスクロムめっきが施されます。
なじみ性をよくするには、鉛ーすず合金めっき、
鉛ーすずーアンチモン合金めっき、鉛ーインジウム合金めっき
などがあります。
また、初期のなじみ性、潤滑性を改善する目的で、内燃機関
ピストンリング、ピストン表面にすずめっきの皮膜中に
ふっ化黒鉛、PTFE、二硫化モリブデンの固体微粒子を分散
含有させて、潤滑性、耐摩耗性、離型性などをよくする方法
もあります。