メッキQ&A


クロメートとユニクロの違いは?

クロメートは、有色クロメートと呼ばれるのが一般的です。
ユニクロは、光沢クロメートと同意語です。

有色クロメートは、主に亜鉛メッキされた金属に対して行われる
後処理で、表面に耐食性のある色付きの酸化皮膜を形成することを
目的とします。
この処理は、金属表面の防錆効果を高めつつ、装飾的な目的にも
使用されます。

特徴:
・色調: 黄色、緑、青、虹色など、さまざまな色を持つクロメート
 皮膜が形成されます。
 これにより、外観を美しく仕上げつつ、耐食性を付与します。
・耐食性の向上: 有色クロメートは、亜鉛メッキに比べて長期間の
 防錆効果を持ち、腐食に対する耐性を大幅に強化します。
・処理方法: 化学的にクロム酸塩を用いて金属表面と反応させ、酸化
 被膜を形成します。
 従来は六価クロムが使われていましたが、環境への影響を考慮して
 三価クロムに移行するケースが増えています。

光沢クロメート(ユニクロ)は、金属表面、特に亜鉛メッキされた
表面に施される表面処理の一種で、美しい青白色の光沢を出すことが
特徴です。
クロム酸塩を含む溶液に浸漬することで、金属表面に薄いクロメート
皮膜を形成し、耐食性と外観の向上を図ります。

特徴
・美しい青白色の光沢: ユニクロとも呼ばれ、その美しい外観から
 装飾的な用途に多く用いられます。
・耐食性: クロメート皮膜が金属を保護し、腐食を抑制します。
 ただし、他のクロメート処理と比較すると耐食性は劣ります。
・皮膜が薄い: クロメート皮膜が薄いため、耐摩耗性は他のクロメート
 処理に比べて低い傾向があります。
・処理液: 従来の光沢クロメートは六価クロムを使用しており、環境へ
 の負荷が大きいという問題がありましたが現在は、三価クロムを使用
 したものが主流となりつつあります。

亜鉛メッキのページはこちらから
お問合せのページはこちらから

キーワードで検索
 
複数キーワードをスペースを入れて検索してください。
(例)「硬質クロム 固い」「テフロン 400℃」 など

一覧に戻る

メッキのことならどんなことでもご相談ください

最短で24時間以内にお見積りいたします

PAGETOP

PAGETOP