メッキQ&A
耐食性の向上
アルマイト加工(処理)によって形成される酸化皮膜は、
金属表面を保護するバリア層となり、金属表面を腐食から保護します。
表面は均一な皮膜となり、耐食性が向上します。
耐摩耗性の向上
アルミニウムの硬度はHv20〜150(合金によって異なる)ですが、
アルマイト加工(処理)によってHv200以上の硬度に高めることができます。
これにより部品や機械の摩耗や傷の発生を減らし、表面の耐摩耗性・耐久性
の向上が可能です。
放熱性の向上
アルミニウムには熱をよく伝える性質があります。
アルマイト加工(処理)をすることで、熱伝導率はアルミニウムの
3分の1まで低くすることが可能です。
絶縁性の向上
アルミニウムは金属なので電気を通します。
アルマイト皮膜は電気を通さない性質のため、絶縁性が向上します。
装飾性の向上
アルマイト加工(処理)によって形成される酸化皮膜は多孔質構造を
持っており、色素を含浸させることができます。
多彩なカラーバリエーションを楽しめるため、装飾性が向上します。