メッキQ&A
無電解ニッケルメッキとは、電気を使用しないで
ニッケルリンの皮膜を析出し、メッキする方法のことです。
リンの含有量が多いと非晶質になり、ピンホールが少なくなる為、
耐食性が向上し、耐酸性、温度による非磁性の影響が出にくい等
の特性が得られます。
メッキの膜厚が均一に析出することが可能です。
複雑な形状、寸法精度を有するものに適しております。
基本的にリンが含有している皮膜で3〜13%と幅広い特性を提供する
ことが可能であり、一般的には、「低リンタイプ」「中リンタイプ」
「高リンタイプ」に分けられ、磁性特性、耐薬品性、耐食性、硬度などを
変化させることが出来ます。
また、べーキング処理(熱処理)を行うことにより、Hv900〜1000程度の
高硬度を実現することも可能です。