メッキQ&A
耐食性を向上させるために、第1層には、めっき皮膜中に硫黄を
含まない無光沢、あるいは半光沢ニッケルめっきを付け、第2層には
硫黄を0.05%程度含有する光沢ニッケルめっきを付ける方法をいいます。
めっき皮膜が腐食環境に置かれると、光沢めっき皮膜は無光沢あるいは
半光沢ニッケル皮膜よりも卑な電位なので、腐食は光沢めっき層で横に
広がり、素材への孔食が防止出来る効果があります。
一般に第1層のめっきと第2層のめっきの厚さの比率は7:3~8:2程度で
第1層を厚くします。
ダブルニッケルめっきともいいます。