メッキQ&A
英語表記で(blackening)と記載します。
鉄鋼表面に四三酸化鉄の黒色の酸化皮膜を作り、その緻密な
膜で内部を保護する方法、種々の方法がありますが、アルカリ
着色法はNaOH35~45%の水溶液に酸化剤、反応促進剤などを加えた
処理液を130~150℃に加熱して、その中に鉄鋼部品を浸漬します。
皮膜の厚さ1~2μm位で、表面から内部に化成されるため寸法変化が
小さいので精密機器部品の処理に用いられますが、この皮膜は
クラックの発生が多く、後処理としてクロム酸処理、防錆油塗布など
の処理が必要です。
別名:アルカリ着色法