メッキQ&A
インコ法とは、ステンレス鋼の表面に透明な酸化皮膜を
100μm~300μmの厚さに形成させ、この皮膜をコントロール
することにより、厚みが一定の厚みになった場合に生ずる干渉
によって特有の色を出させる方法です。
酸化皮膜を得る方法には、加熱酸化、化学酸化、電気化学酸化法
などがあるが、これらの着色皮膜は軟らかく、強度的にも耐食的
にも良好とは言えません。
これに対して、1972年、インターナショナル・ニッケル
(通称インコ社)から硬膜処理法が発表され、皮膜を強化した
カラーステンレスが得られるようになりました。